
読書が苦手だけど、
- 仕事や課題で、どうしても本を読まないといけない。
- 好きなドラマや映画の原作を読んでみたい。
- 本そのものには興味あるけど、活字に拒否反応が…。
何かいい対策とかおすすめの方法はないかな?
こんなお悩みにお答えします。
- 読書が苦手な人に、オーディオブックを提案しています(どんなものなのか、メリットとデメリット、始め方など)。
読書が苦手とか、嫌いというあなたは、本の活字を読むのではなくて、”耳で聴く”という読書の方法を試してみるといいかもしれませんよ。
それには「オーディオブック」なるものを利用します。これは、本に書かれていることを、まるまる朗読した音声が収録されているものです
オーディオブックを全部聴くだけで、その本の内容が分かるので、読書したことと同じ。
特に活字への拒否感から、読書が苦手という人に向いてますし、内容によっては、聴く方が読むよりも理解がすすむということもありえます。あと、いろいろ楽なんです。
ここでは、そのオーディオブックがどんなものなのかを、実際に2年以上愛用している僕が、体験にもとづいて紹介したいと思います。

オーディオブックは読書の苦手意識を克服しなくても”読書”を楽しめるところがポイント。この記事では、オーディオブックがどんなものかを、ざっくり知ることができるので、安心して一歩を踏み出せますよ。
読書が苦手なあなたにおすすめの「オーディオブック」とは?
最初に、あらためて「オーディオブック」とは、どういったものかを紹介します。
オーディオブックは「ブック」と付いてますが、紙の本や電子書籍ではありません。本1冊の内容をまるごと読み上げた、つまり、朗読が音声が収録されたデータです。
朗読はプロのナレーターや、俳優や声優によるものです。
それを耳で聴くことで、その本を”読書”したことになります。
オーディオブックの使い方は簡単です。
オーディオブックをインターネットで買って、それをスマホなどにダウンロードします。そして、専用のアプリを使って、音楽を再生するように好きな時に聴くだけです。
早送り・早戻し(巻き戻し)や再生速度の調節、付箋貼り、おやすみタイマーといった操作が可能になっています。
車の運転中や運動中、入浴中などでも”読書”できるので、読書したいけど時間が取れないという人にも向いています。

どうですか?読書が苦手でも、嫌いでも、耳で聴くならイケそうな気がしませんか?
読書が苦手な人へオーディオブックのおすすめメリット3
下記は、読書が苦手とか嫌いという理由を、僕自身の経験と、周りにいる読書が苦手な人たち16名に聞き取りした結果をまとめたものです。
主な理由は、カバーできているのではないでしょうか。
- びっしり詰まった文字(活字)をみると、拒否反応が出る。
- 漢字や熟語に弱い。
- 読書というと身構えてしまう。息が詰まる感じがする。
- じっとしているのが苦痛。
- 本をみると眠たくなる。
- 眼や身体がすぐに疲れる。
- 目がそもそも悪い。
- 読むスピードが遅くて、時間がかかる。
- これまでに面白いと思った本がない。
このなかの特に赤字の理由については、オーディオブックで解消できるかもしれません。なぜなら、オーディオブックは「楽」だからです。
【メリット楽その1】文字はありません。
オーディオブックは耳で聴くので、あたり前ですが、文字(活字)を読む必要はありません。
ページに文字がびっしりと詰まっていると、ドン引きしたり、読む気が失せるという読書が苦手な人にとっては、気持ち的にだいぶ「楽」になるはずです。
それから、人間、同じ内容でも自力で目で読むよりも他人が読むのを聴いた方が、頭にすんなり入ってくることがあります。
僕も、小難しくて途中で読むのを一度挫折した本を、オーディオブックで聴いたら、すんなり全部”読破”できました。
小説だと、ドラマや講談のようで、けっこう引き込まれます。
本の内容にもよりますが、「読んでダメな聴いてみよう!」で、耳で聴いた方が理解が「楽」で、楽しめる本があるのは確かです。
【メリット楽その2】読書より「気楽」です。
読書が苦手という人も、雑誌や漫画、インターネットのニュース、ブログ、SNSなんかは普通に読んでいると思いますので、おそらく文字が嫌いというより、気持ち的な要因も大きいんじゃないかと思います。
読書するとなると、変に身構えてしまうとか、無意識に肩に力が入るとか。
この点、オーディオブックはだいぶ違います。
普段、音楽やラジオを、移動中や運転中、ランニング中、入浴中などに聴いている人は多いですが、オーディオブックはそれと同じような感覚で気軽に使えます。
読書のために、わざわざ時間を作る必要がありません。日常生活のスキマ時間などに聴けるので、「気楽」な”読書”が可能です。
【メリッそのその3】身体も目も「楽」です。
読書の現実として、しんどいです。腕や肩、首、目が疲れます。体力もそれなりに要ります。そのために、読書が苦手ということもありますよね。
オーディオブックは、聴く姿勢は関係ありません。
立とうが坐ろうが、寝っ転がろうが、仰向けでも横向けでもうつ伏せでも、自分の好きな格好でOK。しかも、じっとしてなくても聴けるので、めちゃくちゃ身体が「楽」です。
本を持つ必要もないので、腕や肩も痛くなりません。
あと、目も使わないので「楽」。近視や老眼など目が悪くても関係ありません。眼鏡やコンタクトも不要。あと明かりも。暗いところでも読書ができます。
ただ、眠くなるのは、オーディオブックも同じ。実際、目を閉じて楽な姿勢で聴けるので、本よりも寝落ちするリスクは高いかも。

オーディオブックは、そもそも通常の読書とはスタイルが別なので、その苦手意識を克服する必要がないんです。
オーディオブックのデメリット
オーディオブックには、デメリットや不便な面もあります。僕の経験上、特に感じたものを挙げてみました。
【デメリット1】聴きなれない単語が出る
本は、もともと他人に読み聞かせるために書かれていませんので、文章は基本的に「書き言葉」です。
このため、普段の会話(話し言葉)では使わないような単語や表現が出てきて、分からないことがあります。そして、文字が無いので、後で調べにくいです。
ほとんどの場合は、そのまま聞き流しても、全体の理解に大きな支障はないんですが、オーディオブックの不便な面です。
【デメリット2】ピンポイントのページ移動が難しい
本を読んでいると途中で、例えば、小説だと人間関係や話の展開で「ん?」となることがありますよね。
紙の本だったら、ページを文章を目で追いながらさかのぼって確認できます。
でも、オーディオブックの場合は、適当に早戻し(巻き戻し)して、聴きなおすしかありません。オーディオブックはピンポイントで戻ったり、進んだりということが難しいんです。
ただ、付箋を貼る機能がありますので、慣れて、うまく使えるようなると不便さは多少とも解消できます。
【デメリット3】自分のペースで読めません。
オーディオブックは、音楽やラジオ番組と一緒で、流れる音声を一方的に聴くスタイルです。
再生速度を調節することはできますが、自分のペースで読み進められません。朗読ペースなので本で読むよりも時間がかかります。
あと、「飛ばし読み」や「ななめ読み」といった要点だけを掴みながら速く読むといった芸当もできません。
繰り返しになりますが、オーディオブックは本とは違います。初めは戸惑う部分はありますが、だんだん慣れてくるもんです。

とはいっても、オーディオブックは、人によって向き不向きがハッキリ出ると思います。こればかりは、実際に使ってみないと分かりません。初めての場合は、無料で試せますので、一度体験をおすすめします(後述します)。
オーディオブックの始め方(聴き放題のお試しからがおすすめ)
オーディオブックは、インターネット上にある専門の「本屋」で取り扱っています。
初めての場合は、オーディオブックを買うよりも、いろいろ聴ける定額制の「聴き放題プラン」がおすすめ。
なかでも、ネット通販大手のアマゾンが運営する「オーディブル(Audible)」のプランが利用しやすいです。
対象のオーディオブックは約12万作品もあって、料金は月々1,500円と本1冊分くらいでお手頃。
しかも、初めての場合は、30日間無料で試せます。もちろん、無料お試しの利用だけでも大丈夫です。
アマゾンのオーディブルは、話題作や人気作、小説の取り揃えが豊富なので、何かしら読んでみたい(聴いてみたい)ものがあると思います。
最後に:読書が苦手なあなたにおすすめ「オーディオブック」
読書が苦手だけど、オーディオブックを試してみようかなと思ったら、できれば最初は、あなたが興味をもっているジャンルや作品ををとっかかりにすることをおすすめします。
その方が、気持ち的に楽ですし、聴き進めやすいです。その分、オーディオブックに早く慣れることができます。
聴きやすいのは、自己啓発書やビジネス書、実用書です。章や節ごとにまとまっていて、読者に語りかける調の文章が多いので。
あと、ドラマや映画を観て、ある程度あらすじや登場人物が分かっている原作小説も聴きやすいです。作品によっては、映像とは違う場面や展開もあって比べながら楽しめます。
そして、1冊、2冊と聴き切ることができたら、自信につながるはずです。耳からであっても、読書の楽しさを知ることで、苦手意識も少しずつ解消できるかもしれません。
一方で、オーディオブックを使ってみたけど、やっぱり無理ということもありえます。それはそれで貴重な経験です。
とりあえずは、あなたが聴いてみたいオーディオブックがあるかどうかをチェックしてみましょう。
ただ残念ながら、出版されている本の全てがオーディオブック化されていません。全体からするとごくごく一部なので、お目当ての本がないかもしれません。あったらラッキーです。
そして、最初はアマゾン「オーディブル」聴き放題プランの無料お試し体験を利用して、実際に使って、聴いてみることをおすすめします。

読書が苦手だけど、本は読みたいというあなたに、オーディオブックを紹介しました。従来の読書とは違うので、苦手意識を克服する必要はないです。耳で聴くだけで気楽なので、読書に対するハードルは下がると思います。ただ、向き不向きもありますので、実際にどんなものか、無料お試しで始めてみてください。
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