
「実家が空き家のままになっている」「相続した土地、どうしよう…」
こんな悩みを持つ人が、いま増えていて、日本では空き家数が900万戸を超え、空き家率は過去最高の13.8%に達しているそうです。
つまり、家が7〜8軒あれば、そのうち1軒は空き家という計算になります。けっこうな数ですよね。
「いつかはどうにかしないと……」と思いながらも、解体費用や税金、何より「どう活用すればいいか分からない」という不安から、ついつい先延ばしにしてしまう人も多いと思います。
少し前まで、うちもそうでした。空き家になった実家は、触れたくない問題でした。
この記事では、空き家や土地活用の現状について、タウンライフ未来総合研究所というところが発表した約3.1万件にもとづく最新調査データの内容が興味深かったので、わかりやすく紹介したいと思います。
実は、空き家市場ではいま「動き出している人」と「動けない人」の二極化が進んでいるだとか。
あなたが「負の遺産」を「価値ある資産」に変えるためのヒントになれば幸いです。
※データ参照元:タウンライフ未来総合研究所「タウンライフ土地活用 問い合わせデータ(2024年4月〜2026年4月)」
空き家問題を「そのままにする人」と「動き出す人」の違い

なぜ空き家は放置されるの?
なぜ多くの人は空き家を放置してしまうのでしょうか?
国土交通省の「空き家所有者実態調査」によると、空き家をそのままにしている主な理由は以下の通りです。
| 理由 | 答えた人の割合 |
|---|---|
| 物置として使っているから | 60.3% |
| 解体(取り壊し)にお金をかけたくない | 46.9% |
| 更地にしても使い道がない | 36.7% |
まとめると、「めんどうだから」「お金がかかるから」という理由で、そのままにしている人が多いということです。僕もそうでした。
でも、放っておくほど家は古くなり、あとで直すのがもっと大変になってしまいます。
実は3人に1人は「解決したい」と考えている
一方で、タウンライフ土地活用への問い合わせデータを見ると、問い合わせ全体の34.4%(約3人に1人)が、「空き家をどうにかしたい」とはっきり考えて相談していました。
このデータから感じるのは、空き家を「ただの家」ではなく、解決すべき「課題」として捉え直した人たちが少なくないということです。
放置層が「物置」という理由で思考停止しているのに対し、積極派は「プロに相談して活用・売却したい」という一歩を踏み出しています。この最初の「意識の差」が、数年後の資産価値に大きな差を生むのは間違いないと思います。
空き家の土地活用を相談するベストタイミングは「相続する前」
- すでに土地を持っている人:62.6%
- これから相続する予定の人:37.4%
驚くことに、約4割の人は、まだ相続していない段階で早めに相談を始めています。
空き家が生まれる一番の理由は「相続」です。相続が起きてから慌てて考えると、家族の間でもめたり、税金の支払いに困ったりすることがあります。
「親が元気なうちに話すのは気が引ける…」と思う人も多いですが、専門家の提案を見ながら話し合えば、感情的にならずに冷静に決められます。早めの準備が、あとで一番トクをします。
みんなが選んでいる「空き家の土地の使い道」ランキング
空き家の土地活用というと「アパート経営」を思い浮かべる人が多いですが、実はいろんな選択肢がほぼ同じくらいの人気です。
| 順位 | 使い道 | 希望する人の割合 |
|---|---|---|
| 1位 | 戸建賃貸(一戸建てを貸す) | 55.7% |
| 2位 | 駐車場 | 55.7% |
| 3位 | アパート・マンション経営 | 55.2% |
| 4位 | 売却(売ってしまう) | 55.1% |
それぞれの特徴をかんたんにまとめると、こんな感じです。
- 戸建賃貸: 小さい土地や形が変わった土地でも建てやすい。ファミリー層に人気。
- 駐車場: 始めるお金が少なくてすむ。あとで別の使い道に変えやすい。
- アパート・マンション: 家賃収入が多く、税金対策にもなる。
- 売却: すぐ現金にできて、管理の手間もなくなる。
ちなみに、お店や介護施設、トランクルーム、太陽光発電なども、5割以上の人が候補に入れています。
空き家を「売る」という選択も、今はふつうのこと
今回の調査で面白いと思ったのは、55.1%の人が「売却」を考えていて、そのうち32.5%はもう「売ると決めている」ということです。
まだ迷っている人も30.3%いますが、これは決して少なくありません。
昔は「先祖から受け継いだ土地を売るなんて…」という考え方もありました。実際に、うちの親戚の中にもいました。
でも今は、「負担になるくらいなら、早めに売って現金にしたほうがいい」と考える人が増えています。迷っている人は、「貸したらいくら入るか」と「売ったらいくらになるか」を両方比べてみるのがいいと思います。
まとめ:空き家を「お荷物」から「宝物」に変えるために
タウンライフ未来総合研究所の分析によれば、次の3つのポイントです。
- 空き家の解決: 今ある空き家をどうするか決める
- 相続の準備: 相続が起こる前に、早めに考えておく
- 売却という選択肢: 貸す以外に、売るという道もある
この3つは、実はつながっています。特に「相続した空き家を、貸すか売るか」は、今いちばん多くの人が悩んでいるテーマです。
何もしないままだと、家はどんどん古くなり、「特定空き家」に指定されてしまうリスクも高まります。まずは、専門家に「今の土地の価値」を聞いてみることから始めてみましょう。
あなたの土地が「宝物」になるか「お荷物」になるかは、今、一歩を踏み出せるかどうかにかかっています。「まだ早いかな」と思わず、まずは情報を集めるところから始めてみてください。
「タウンライフ土地活用」のようなマッチングサービスを活用すれば、自宅にいながら複数の企業からプランを取り寄せ、じっくりと比較することができますよ。

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