
携帯電話の契約更新が近いので見直ししたい。契約の「縛り」がなくて、なおかつ料金が安いプランや会社はないかな。
こんなお悩みにお答えします。
- 契約縛りのない会社
- 契約縛りメリットと注意点
- 縛りなし格安スマホの申し込みから利用開始まで
毎月の出費を見直すなかで、携帯電話代は節約しやすい項目の1つです。
今は電話会社がたくさんあって、競い合っています。あなたの利用に合ったプランを上手く選べば、かなりの節約が期待できますよ。
でも、いいプランを見つけたとしても、ネックになるのが契約期間の「縛り」。更新時期でないと解約したり、他社に乗り換えたりできません。もし強行すると高い解約金や違約金がとられます。
特に大手のNTTドコモ、au、ソフトバンクを利用している人の多くは、縛られているのではないでしょうか。
やめたいときにやめられない、他社へ乗り換えたいとき乗り換えられないというのは歯がゆいものです。
それに、「縛り」があるからこそ、毎月の料金が定価よりも安くなっています。
こんなことで、「縛りなし」と「安い料金」は両立しないと思ってしまいそうですが、そんなことはありません。
ここでは、今の携帯電話の契約更新を機に、こんな契約の「縛り」から解放され、しかも、料金の節約が期待できる安い携帯電話を紹介します。

この記事は、僕が実際に契約更新のタイミングで、縛りなしで安い電話会社に乗り換え、現に利用できている経験にもとづいています。どんなサービスなのか、その良さ(メリット)と注意点を知ることができます。
縛りなしで安い料金の「OCNモバイルONE」
携帯電話(通話+インターネット)には、契約期間とか最低利用期間、あるいは解約金など、何かしら「縛り」がある場合が多いです。好きなときにやめられません。
大手のNTTドコモ、au、ソフトバンクでは、契約の際に「縛りなし」と「縛りあり」が選べます。
でも、実際は「ある期間やめずに利用を続けてくれるんやったら、料金を安くさせてもらいまっせ」ということで、「縛りあり」に仕向けられています。
今回の「縛りなし」は、これと違って、契約期間とか最低利用期間の設定そのものがないことをいいます。
いつでも解約できて、解約金も違約金もかからない。これが普通の契約で、それでいて、料金が安い。そんなことが可能な携帯電話会社が、最近は増えています。
その1つが、「OCNモバイルONE」です。僕は2019年(令和元年)11月から利用しています。
「OCNモバイルONE」は、いわゆる格安携帯電話とか格安スマホと呼ばれているサービスで、大手通信会社のNTTコミュニケーションズが運営しています。
その大きな特徴は、料金が業界最安値級なこと。
料金の安さと運営の規模で、「縛りなし」の携帯電話のなかでは、「OCNモバイルONE」がイチ押しです。
特に、「OCNモバイルONE」は、こんな人におすすめです。
- 自分の好きなときに解約したい人。
- 普段、スマホをそれほど使っていない人(毎月数GB+通話少々)。
- 毎月の料金を安く抑えたい人、通信費用を節約したい人。10GBも20GBも要らないから、できるだけ安く。
- 短期間だけ使いたい人。
- 格安携帯電話(格安スマホ)がどんなものか試してみたい人。
「OCNモバイルONE」とは?メリットは?
では、あらためて、縛りのない携帯電話、のNTTコミュニケーションズの「OCNモバイルONE」がどんなサービスなのかを紹介していきます。
「OCNモバイルONE」は、先にも触れましたが、格安携帯電話(格安スマホ)の部類に入ります。
NTTドコモの回線を使った格安サービス
格安携帯電話(格安スマホ)とは、自前の回線や設備を持たずに、大手携帯会社のそれを間借りしてサービスを提供するという商売。費用が少なく済むため、料金を安くできるというメリットがあります。
「OCNモバイルONE」の場合は、NTTドコモの回線や設備を借りています。なので、NTTドコモの携帯電話が使える場所なら、「OCNモバイルONE」も使えます。
格安携帯のなかでも特に安い料金設定
「OCNモバイルONE」は、数ある格安携帯電話のなかでも、特に料金が安いです。
「OCNモバイルONE」(音声通話+データ通信)の料金プラン(新コース)
1ヶ月の通信量 | 基本利用料(音声対応SIM) |
1GB | 1,180円(税込1,298円) |
3GB | 1,480円(税込1,628円) |
6GB | 1,980円(税込2,178円) |
10GB | 2,880円(税込3,168円) |
20GB | 4,400円(税込4,840円) |
30GB | 5,980円(税込6,578円) |
基本の料金プランは、この表がすべて。
携帯電話でよくある、後で家族割、学生割、シニア割、長期割など割引を適用して、人によって料金がバラバラという複雑さはないです。
表の利用料が、そのまま毎月基本の請求金額になります。実際には、このほかに通話料やショートメッセージ(SMS)の通信料がかります。
通信量(インターネット)が少ないプランは、特に割安感があります。値段的に、3GBプランは業界最安値級の安さです。
料金プランは、月に1回変更できます。手数料はかかりません。
格安携帯電話会社と料金プラン例 | 月額基本利用料 |
UQモバイル(スマホプランS 3GB) | 1,980円 縛りなし |
Yモバイル(スマホベーシックプランS 3GB) | 2,680円 縛りなし |
マイネオ(デュアルタイプ Aタイプ 3GB) | 1,510円 縛りなし |
LINEモバイル3GB | 1, 480円 縛りなし、解約金あり |
HISモバイル(ピタッとプラン)2GB | 1,420円 縛りなし |
※電話をかけた場合の通常通話料は、他社と変わりません(20円/30秒)。また、電話かけ放題ののなどオプションもあります。

僕は現在3GBプランに加入していて、毎月の支払いは通話料などを入て2,000円前後です(ネットはパソコンとWi-Fi利用が中心、電話はま受ける方が主なので)。
契約期間に「縛りなし」
OCNモバイルONE」は、繰り返しになりますが、契約期間に「縛り」がありません。いつでも好きなときに解約できます。
ただし、月単位になります(月の途中でやめても、1ヶ月分の利用料がかかります。日割りなし)。
手続きは、公式サイトで簡単にできます。
また、会社によっては「縛りなし」でも、解約金(契約解除料)がかかるところがありますが、「OCNモバイルONE」は、まったく無料です。

「縛り」がないというのは、やめる気がなくても、気分的にめちゃ楽です。今後、他社にいい携帯電話サービスがあれば、好きなタイミングで乗り換えできますし。
音楽配信カウントフリー、外出先でWi-Fi無料
このほか「OCNモバイルONE」のメリットには、次のようなものもあります。
- MUSICカウントフリー
- 外出先でWi-Fiスポットが無料
- 1契約でSIMカード5枚まで共用(シェア)可能
「MUSICカウントフリー」は、下記の音楽配信サービスの利用については、契約通信容量の利用対象外にできます。しかも無料です(配信会社の利用料はかかります)。
例えば、毎月3GBのプランで、音楽をいくら聴いたり取り込んだりしても、3GBのなかからは消費しません。
- アマゾンミュージック(Prime Music、Amazon Music Unlimited)
- ANiUTa
- AWA
- dヒッツ
- Google Play Music
- LINE MUSIC
- RecMusic
- Spotify
- ひかりTVミュージック
あと、「OCNモバイルONE」の利用者は、外出先で全国で約8万か所ある無料Wi-Fiスポットが使えます。普段、無意識に使っていることがあります。
それから、「OCNモバイルONE」では、1つの契約でSIMカード(通信に必要な情報を登録したもの)を最大5枚作ることができます。
これによって、通信容量を家族で分け合ったり、1人で複数の端末を利用したりできます。手数料がかかりますが、組み合わせ方によっては、別々に契約するよりも全体の費用が安くなる場合もあります。
「OCNモバイルONE」の注意点
「OCNモバイルONE」にを利用する際は次の点に注意が必要です。
「OCNモバイルONE」には、街中に店舗がありません。これも料金を安くするための一環です。
このため、手続きや問い合わせは、すべて電話やインターネット(メール、チャット)でやらないといけません。しかし、特に電話はいつもつながりにくい状態です。
それを補う意味もあって、公式サイトにある「よくある質問」の内容は、比較的充実しています。ここを読めば、問い合わせしなくても解決することが多いです。
それでも、個々の操作やトラブルなど技術系の問い合わせをしたいときは、やはり不便です。
「OCNモバイルONE」は、僕が使っている限りでは、通信品質は「安かろう悪かろう」ではありませんが、サポート面については言えます。
もっとも、普通に機嫌よく使えていたら、問い合わせすることはないので、デメリットというほどではありませんが。それに、大手の会社でも電話はつながりにくいですし。
あと、「OCNモバイルONE」に限ったことではなく、格安携帯電話サービス全体にいえる注意点ですが、もし大手会社(NTTドコモ、au、ソフトバンク)から乗り換えた場合、各社のメールアドレスは使えなくなります。
このため、自分で新たにメールアドレスを準備する必要があります。無料のグーグルGmailやYahoo!メールが使いやすいです。そして、家族や友人など関係先へ変更をお知らせする手間がかかります。
そのほか、アプリ関係は基本的には、電話会社を変えても、引き続き利用できます。
「OCNモバイルONE」の申し込みから利用開始まで
「OCNモバイルONE」を、縛りなしなら使ってみよかと思っても、面倒に感じるかもしれません。
でも、実際はそうでもないです。思いのほか簡単です。
➀公式サイトから申し込みをする
「OCNモバイルONE」の公式サイトに、スマホやパソコンからアクセスします。
公式サイト上で、申し込みの手続きは完結します。その際、次のものを手元に用意して、必要事項を入力していきます。操作自体は簡単で、10分もかかりません。
- 本人確認書類(運転免許証、健康保険証、個人番号カードなど)の画像(スマホで撮影したものでOK)
- クレジットカード(本人名義)や口座番号
- ※MNP予約番号(申し込み時点で有効期間が12日間以上残っているもの)
「MNP予約番号」は、今使っている電話番号を「OCNモバイルONE」へ引き継ぎたい場合にのみ必要なもので、現在契約している電話会社に発行してもらいます。
発行に関しては費用はかかりません。が、実際に「OCNモバイルONE」に乗り換えが完了して、現在の会社を解約したときに、MNP発行手数料(2,000円~3,000円)がかかります。
※乗り換えした後も今のスマホを使う場合は、「OCNモバイルONE」で使えるかどうか、念のため公式サイトの「動作確認済端末一覧」で確認してください。
②SIMカードが届きます。
申し込みが完了すると、3日ほどで「SIMカード(電話番号などが登録されたカード)」が届きます。スマホ購入とセットなら1週間程度。
「OCNモバイルONE」では、契約と同時に新しいスマホを買うこともできます。機種にあまりこだわらなければ、他社よりも安いです。これも「OCNモバイルONE」の特徴。特に年に数回ある「キャンペーン」期間中は激安なので機種変更の狙い目です。
ただ、同時う購入の場合、スマホ代や登録料などの支払いはクレジットカードでしか払えません。
スマホを買った場合は、SIMカードと一緒に届きます。
③スマホの設定をして利用開始です。
届いたSIMカードを、あなたのスマホに挿入します(現在のものと入れ替え)。
あとは、スマホ側で電話開通とインターネット接続の設定を行って完了です。この時点から使えます。
設定の操作は、初めてだと多少戸惑いますが、それ自体はややこしくありません。
電話番号の移行が伴う場合は、スマホの設定が完了した時点で、「OCNモバイルONE」に切り替わります。それまでの電話会社との契約は自動的に解約されます。電話がつながらない時間は生じません。
「OCNモバイルONE」への申し込みにかかる費用はこちら(1回きり)。
項目(支払先) | 金額(税別) |
解約料(今の電話会社:必要な場合) | 各社で決められている金額 |
MNP手数料(今の電話会社:電話番号移行する場合) | 各社で決められている金額(2,000円~3000円) |
登録料(OCNモバイルONE) | 3,000円 |
SIMカード手配料(OCNモバイルONE) | 394円 |
スマホ本体代(OCNモバイルONE:同時購入の場合) | 機種ごとの販売価格 |
そして、毎月の利用料金は、翌月分から発生します(初月は無料)。
まとめ
ここでは、契約期間に縛りがなくて解約金もない、それでいて、毎月の料金が安い携帯電話ということで、一押しの「OCNモバイルONE」を紹介しました。
僕もそうですが、特にスマホで毎月何十GBも使わない、数GBだけというライトユーザーに向いています。
国の政策で、これから携帯電話の業界に、大きな変化があります。そんなときこそ、自分のタイミングで解約、別会社に乗り換えできて、電話代の節約がはかれることは、強みになりますよ。
「OCNモバイルONE」について詳しくは、公式サイトをチェックしてみてください。
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